誘拐されたとみられるペットの犬が、2280kmほど離れた場所で発見され、無事に家族の元へ帰ることができました。 家族を引き合わせたのは今回もマイクロチップの情報でした。7歳の小さな犬がどんな経験をしたのかは、わかっていません。 ジョージア州に住むアネットさんは最近、近所をウロウロする小さな犬がいることに気がつきました。動物好きのアネットさんはその小さな犬をつぶさに観察し、迷い犬である判断して保護することにしました。「(小さな犬を)そのままにしておくことはできない」と思ったそうです。 しかし、他の事情も相まって里親になることはできなかったアネットさんは、Facebookを通じて迷い犬の告知を出すことにしました。同時に動物病院に連れて行き、メディカルチェックも行いました。 動物病院では健康状態とともにマイクロチップの確認を行います。小さな犬はノミやダニに覆われてはいましたが概ね健康であること、そしてニューメキシコ州の住所が登録された犬であることが判明しました。 ラサ・アプソってこんなコ Featured image credit localpups / Flickr 小さな犬は、ラサ・アプソ(チベット原産の愛玩犬)のパンプキン。昨年11月に裏庭から盗まれて以降、行方がわからず、家族によって必死の捜索がされていた7歳の犬でした。この2000年の歴史を持つ歴史ある犬は、闇市場で非常に高い値がつくのだそうです。懸命な捜索も虚しく、4ヶ月の間、パンプキンの行方はわからずじまいでした。 飼い主のオルネラスさんは、発見者のアネットさんから連絡を受けた時のことを「ショックだった。まるで夢みたいで。パンプキンを見つけた夢を見たことはあったけど、本当に戻ってくるとは思っていなかった」と振り返ります。 発見されたジョージア州から登録されたニューメキシコ州の地点までは、概ね2,280km。札幌から福岡までの距離が2060kmほどであることを考えると、「えー!そんな遠いところまで行ったの!?」と驚きの声をあげてしまいます。自分の脚で移動した訳ではないにしても、なんとも遠いところまで運ばれてしまったもので、オルネラスさんが「夢のよう」と口にするのも納得です。 Featured image credit KOB4 / Flickr
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